流山アパートメント 2017
つくばエキスプレスの開通によって”都内への通勤圏”の仲間入りを果たした千葉県流山市。都内と比べて十分に広い土地を法的制限を考慮しながら2つに分割し、中庭を中心に対面する2棟の長屋を計画しました。中庭は住み手に交流の場を提供すると共に、地域の通り庭にもなります。また、2棟は同じ連続屋根ボリュームをベースに形態操作され、一方は2階建て+ルーフテラス、もう一方は3階建て+インナーテラスという構成となり、住戸バリエーションの充実、相互のプライバシー確保を実現しています。多様かつ豊かな外部空間を持つこの住宅は、郊外型賃貸住宅としての新たなモデルになることでしょう。