荻窪のとあるバス通りに面した小さな家です。すぐ近くに環状八号線が走る事もあってか、交通量が非常に多く、住宅地としてはやや忙しない印象です。家が小さいと、そんな環境も含めて外がとても近く感じられます。なので、家全体が窓辺であるようにしたいと考えました。空間に対して大きめの窓を設え、かつ、室内側に内庇を設けています。そこに立つと、家の中というよりも街にいるような気がしてきます。街との狭間に居場所をつくり、街と繋がる、小さくない家が出来上がりました。